コンプトンカメラの外壁の候補のシンチレータを読み出す候補として、フォトダ
イオードの他に位置検出型光電子増倍管(PMT)があり、大量のアレイ状小型シ
ンチレータを並べなくても、位置を決定できる可能性がある。
その可能性を探るため、我々は1つのシンチレータを位置検出型PMTで読み出して
位置決定精度などを評価している。
今年度はYAPアレイを64ch PMTの上に並べて,それらの間でのコンプトン散乱を
利用して偏光測定を試みた.
実験室で,コンプトン散乱を利用して偏光ガンマ線(210keV)を作り,それを当てたところ,
偏光modulationがわずかに検出され,modulation factorは%であった。