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コンパクトな位置検出型ガンマ線シンチレータによる偏光測定

コンプトンカメラの外壁の候補のシンチレータを読み出す候補として、フォトダ イオードの他に位置検出型光電子増倍管(PMT)があり、大量のアレイ状小型シ ンチレータを並べなくても、位置を決定できる可能性がある。 その可能性を探るため、我々は1つのシンチレータを位置検出型PMTで読み出して 位置決定精度などを評価している。 今年度はYAPアレイを64ch PMTの上に並べて,それらの間でのコンプトン散乱を 利用して偏光測定を試みた. 実験室で,コンプトン散乱を利用して偏光ガンマ線(210keV)を作り,それを当てたところ, 偏光modulationがわずかに検出され,modulation factorは$28\pm19$%であった。



Yasushi Fukazawa 平成16年4月6日