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ASCA衛星による銀河団の系統的研究

ASCA衛星の残した300個近い銀河団のデータは非常に貴重なものである。 なぜなら、ASCA/GISは、最新のChandra/Newton衛星よりも視野が大きく バックグラウンドが低いため、銀河団のような広がったX線放射を外側まで精度 良く観測できる。 我々は、これらの大量のデータを同じ手法で系統的に解析することによって「あす か銀河団カタログ」を作るとともに、 銀河団の特性を引き出そうとしている。 現在までに、銀河団ガスの温度と、X線光度あるいはガス質量の関係に、 2つのブレークポイントがあることがわかってきた。

図 0.4.7: ASCAによって観測された300個ほどの楕円銀河、銀河群、銀河団の 高温ガスの質量と温度の関係。1keV付近と4keV付近に折れ曲がりが見られる。
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\epsfxsize =9.5cm
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\centerline{\epsfbox{asca-cl.eps}}\end{center}\end{figure}



Yasushi Fukazawa 平成14年5月25日