我々は、アメリカの最新のX線衛星Chandraに観測提案をして採択された。そして観 測した結果、銀河団 2A0335+096が観測された。データ解析をした結果、従来報告されていた低温のガス による吸収がないことがわかり、銀河団の中心でガスの冷却流が起きている、とい う説に疑問を投げかけた。また、電波ジェットのない場所で、銀河団ガスの中に 泡構造を発見した。これは、昔のジェットの名残と考えられ、過去の電波銀河の活 動を示すものになりそうである。