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コンパクトな位置検出型ガンマ線シンチレータの開発

コンプトンカメラの外壁の候補のシンチレータを読み出す候補として、フォトダ イオードの他に位置検出型光電子増倍管(PMT)があり、大量のアレイ状小型チンチレー タを並べなくても、位置を決定できる可能性がある。 その可能性を探るため、我々は1つのシンチレータを位置検出型PMTで読み出して 位置決定精度などを評価している。 その手始めとして、XY4本のアノードをもつ小型PMTを用いて24mm角のGSOを読み 出したところ、位置決定精度が2mm近くにもなり、かなり予想以上に良い精度が でることがわかった。次は、64chアノードのPMTで読み出す準備をしている。

図 0.3.6: 24mm$\times $24mmのGSOシンチレータを 位置検出型PMTで読み出したときに、α線をい ろいろな位置にあてたときに得られたイメージ。GSOの1/10の2mmの位置分解能が出ている。
\begin{figure}\begin{center}
\epsfxsize =9.5cm
\vspace{3cm}
\centerline{\epsfbox{pmt-pos.eps}}\end{center}\end{figure}



Yasushi Fukazawa 平成14年5月25日