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ブラックホールを含む連星の増光時の降着円盤の構造

ブラックホールは普通の恒星と連星をなしているときは,恒星からの物質がブラッ クホールの強い重力で流れ出し,ブラックホールの回りに降着円盤を形成して, その内側がX線で明るく輝いて見える. 我々は,そうしたブラックホールを含むと考えられている天体 4U1630-47 につ いて,RXTE衛星の長期間観測のデータを解析した. この天体は,約600日ごとに突然明るくなる現象(フレア)を起こすことが知られ ており,フレアごとにX線スペクトルの様子が異なることがわかった. 現在,それらを分類すべく詳細な解析を進めている.



Yasushi Fukazawa 平成16年4月2日