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広島大学1.5m望遠鏡の立ち上げ

広島大学近辺に、国立天文台から1.5m望遠鏡が移設されることが正式に決まっ た。 そのために、移設場候補を調査して福成寺に決定し、移設のための諸処の整備 計画を進めた。 また、現地の観測状態をモニターしつづけるためのシーイング装置の開発 を宇宙科学センターとともに行った。 シーイング装置は、用途を特化してできるだけ安価にして持ち運びしやすいもの を開発し、取り込みソフトも整備した。 そして、それを用いて福成寺のシーイングを測定した結果、国内でも1級の非常 に良いシーイング(冬季7晩の平均で1.27±0.12秒角) が得られ(図6)、望遠鏡の移設場所として 非常に良い場所であることがわかった。

図 6: 望遠鏡設置サイトでのシーイング測定例(時間変化)
\includegraphics[width=8cm]{seeing.eps}



Yasushi Fukazawa 平成17年5月18日