WAM検出器は、全天を観測しているため、個々の天体の明るさはわからないが、 その天体が地球に隠れた時には、WAMのカウントに飛びが発生するため、天体の 明るさがわかる。このような地食観測をするために、地食の時刻、衛星の位置お よび姿勢から、天体の方向を決定するソフトの開発を始めた。 本年度は、アルゴリズムはほぼ完成し、打ち上げデータが得られれば、すぐにで も天体位置を決定できる。 今後は、ソフトの枠組を整備していくことになる。