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将来衛星に向けた検出器開発

我々の研究室のSSD技術を応用して、多重コンプトンガンマ線カメラの開発を始め た。これは、釜江が最初にアイデアを出したもので、MeV付近のコンプトン散乱が メイン反応になるガンマ線に対して、到来方向とエネルギーをできるだけ少ない 散乱情報を元に再合成するものである。 そのためには、位置決定精度とエネルギー分解能の非常に良い散乱体が 必要であるが、SSDは 100keV-500keVにおいて、これに適したセンサーである。 本年度は、SSDの各チャンネルのパルスハイトをセルフトリガーで読み出すための 多チャンネルプリアンプVATAチップの評価を行なった。



Fukazawa 平成13年6月2日