HXDの主検出部は,半導体シリコン検出器とGSOによって構成され,BGOとの Anti-coincidenceあるいは波形弁別によって,超低バックグラウンドを目指して いる. Astro-E1時代に比べて,シリコン検出器のプリアンプが変わったこと,GSOの Lower Discriやゲインの改善が求められていることなどから, 本年度はフライト相当の回 路を用いて,anti-coincidence,lower discri,ゲインの回路パラメータの最適 化を本研究室が主導的に行ない,フライト回路への反映がなされた。 具体的には,パルサーを使ったリニアリティ,大信号模擬試験,シンチレーター と半導体検出器の信号のTACを用いたタイミング測定,discri levelやゲ インの調整である.