AGNの中でも特にBLAZERと呼ばれるものは,ジェットを正面から見ていると考え られている天体であり,非常に激しい変動とともに,強いガンマ線放射が観測さ れる.そのため,GLAST衛星のターゲットの1つである. 我々は,BLAZARの中でもOVVクエーサーと呼ばれる,光度が大きく遠方にある天 体について,X線の時間変動を調べた.用いたデータは,ASCA衛星とRXTE衛星の ものである. その結果,OVVクエーサーの時間変動のタイムスケールは1日よりも長いことがわ かり,1日以内のタイムスケールで変動するTeVガンマ線BLAZARとは様子が異なる ことがわかった.