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次期天体ガンマ線観測衛星(GLAST)の準備研究

本年度は、6インチのシリコンウェーハを使った、大面積ストリップ検出器の 試作を行なった。その結果、不良チャンネル率が、0.1%を切る、優れた 大面 積検出器(108mm$\times$64mm)をつくることに成功した。GLAST計画で は、こ の結果を踏まえて、108mm$\times$80mmの検出器を標準とする案が 検討されて いる。

観測に関しては、素粒子理論の方から、Planck scaleの現象により、光速がゆ らぐ可能性が指摘されている。これが正しいとすれば、ガンマ線バースト の 中に発見される短いスパイクを使って、光速を10-19程度の精度 で測定 できることを意味する。 [7,12]



Yasushi Fukazawa
2000-08-03