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次へ: 次期ガンマ線観測衛星GLASTプロジェクト

本年度も、プロジェクト関係として、2005年2月打ち上げ 予定の日本の第5番目のX線観測衛星Astro-E2に搭載される硬X線検出器 HXDの開発、そして国際協力で2006年2月打ち上げ予定の次期ガンマ線観測 衛星GLAST(アメリカ)の開発に大きく参加している。 将来検出器の開発としては、ガンマ線多重コンプトンカメラに関係する ものとして、X線検出用シリコンストリップ、高阻止能シンチレータと フォトダイオードを組み合わせたもの、そしてシンチレータと 位置検出型PMTを組み合わせたものを開発している。 X線観測としては、ASCA衛星のデータを用いた銀河団の統計的解析、Chandra衛星と XMM-Newton衛星のデータを用いた銀河団や近傍銀河の研究、BeppoSAX衛星を用いた 隠れた活動銀河核の研究など,さまざまな物理現象や 高エネルギー天体を研究している。 また,本年度から大型科研費 特定領域「ブラックホール天文学の新展開」が始 まり,我々の研究室も日本でGLAST開発を主導的に推進することによって 計画研究の一翼を担っている。





Yasushi Fukazawa 平成16年4月2日