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次へ: 次期ガンマ線観測衛星GLASTプロジェクト

本年度は、プロジェクト関係として、2005年6月打ち上げ 予定の日本の第5番目のX線観測衛星Astro-E2に搭載される硬X線検出器 HXDの開発、そして国際協力で2007年秋打ち上げ予定の次期ガンマ線観測 衛星GLAST(アメリカ)の開発に深く参加しているのに加え、 広島大学に2005年度設置される予定の1.5m可視光望遠鏡の立ち上げ作業を 宇宙科学センターとともに進めた。 Astro-E2 HXDの組み立てが終了し,地上キャリブレーションおよび衛星試験に研 究室から参加した。 Astro-E2衛星の次に2011年ごろ打ち上げを目指すX線衛星NeXT計画 が検討段階に入り,ガンマ線コンプトンカメラの開発も進めた. X線観測としては、ASCA衛星のデータを用いた銀河団の統計的解析、Chandra衛星と XMM-Newton衛星のデータを用いた銀河団や近傍銀河の研究、 ブラックホール天体や銀河面X線放射の研究など,さまざまな物理現象や 高エネルギー天体を研究している。 2005年2月には、SLAC研究員だった水野氏が助手に着任し、GLASTの研究体制が 強化された。 一方、吉田氏は2005年度より富山医科薬科大学に栄転された。 また6月に本研究室が主催して、半導体検出器に関する国際会議を広島市で 開催し、海外から60名程度の研究者が参加した。





Yasushi Fukazawa 平成17年5月18日